10代の子どもとセクスティング、性的な画像、デジタル上の同意について話す方法
セクスティングとは、メッセージアプリやSNSなどを通じて、性的なメッセージや画像、動画をやり取りすることです。10代では、好奇心や交際関係だけでなく、相手からのプレッシャー、脅迫、本人の同意なしにコンテンツが共有されるといった状況で問題になることもあります。
問題が起きてからではなく、普段からお子様と個人の境界線やデジタル上の同意、性的な画像の扱いについて話しておくことが大切です。不快な要求には断ってよいこと、プレッシャーや脅迫を受けた場合は信頼できる大人に相談してよいことを伝えましょう。
セクスティングとデジタル上の同意とは
セクスティングとは、デジタルサービスを通じて、性的なメッセージや画像、動画をやり取りすることです。
デジタル上の同意とは、特定のデジタル上の行為について、本人が自由な意思で内容を理解したうえで同意することです。性的な画像や動画を送ったり受け取ったりすることに同意しても、それを保存、転送、公開したり、他の人に見せたりすることまで許可したことにはなりません。
そのため、子どもを責めたり恥ずかしい思いをさせたりするのではなく、個人の境界線や同意、困ったときに助けを求める方法について話すことが重要です。
セクスティングについて子どもと話す方法
問題が起きるまで待つ必要はありません。落ち着いて話せる時間を選び、まずはお子様がセクスティングについて何を知っているか聞いてみましょう。
- 個人の境界線について話す: どのような個人的なコンテンツを誰と共有するかは、自分で決める権利があることを伝えます。
- デジタル上の同意を説明する: 同意は本人の自由な意思によるもので、特定の行為ごとに必要です。
- 無断での共有について話す: 個人的な写真を受け取ったからといって、転送したり公開したりしてよいわけではありません。
- 助けを求めてよいことを伝える: 誰かに強要されたり、脅迫を受けたりした場合は、信頼できる大人に相談してよいことを伝えます。

性的な画像とデジタル上の同意について子どもに伝えたいこと
- 誰かに求められても、性的な画像を送る義務はありません。 プレッシャーや脅迫、強要は同意ではありません。
- 一つの行為への同意が、別の行為への同意を意味するわけではありません。 写真を送ることに同意しても、相手がそれを転送したり公開したりしてよいわけではありません。
- 他人のプライベートな写真を本人の同意なく共有してはいけません。
- 一度送信した画像は、その後の拡散を完全にコントロールすることが難しくなる場合があります。
- プレッシャー、脅迫、強要を受けた場合は、信頼できる大人に相談してよいことを伝えましょう。
性的な画像がすでに共有されている場合の対処法
お子様の性的な画像が本人の同意なく共有されていることが分かった場合は、まず責めずに状況を確認しましょう。お子様だけで相手と交渉したり、問題を解決したりするよう求めないことも大切です。
画像がSNSやメッセージアプリなどで共有されている場合は、各サービスの通報機能を利用して削除を依頼します。未成年者の性的な画像を確認するために、新たにダウンロードしたり、転送したり、コピーを作成したりしないようにしてください。
本人の端末に、18歳未満のときに撮影されたヌード、部分的なヌード、または性的に露骨な画像や動画がある場合は、NCMEC(全米行方不明・被搾取児童センター)の「Take It Down」を利用できる場合があります。
Take It Downは、画像や動画そのものをアップロードせず、端末上でデジタル指紋(ハッシュ値)を作成します。参加プラットフォームはそのハッシュ値を使って一致するコンテンツを検出し、削除などの対応に役立てることができます。
Take It Downを利用するために、画像や動画を新たにダウンロードしたり、誰かに送ってもらったりしないでください。また、このサービスですべてのウェブサイトやサービスからコンテンツを削除できるとは限りません。
脅迫、強要、性的搾取がある場合や、お子様の安全に不安がある場合は、状況に応じて適切な支援機関や専門家に相談してください。
日本では、性犯罪・性暴力に関する相談は、内閣府の「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」でも受け付けています。全国共通番号は「#8891」で、最寄りの支援センターにつながります。
セクスティングについて話すときのポイント
- 問題が起きる前から話題にする。
- すぐに責めたり、恥ずかしい思いをさせたりしない。
- 一度の長い会話で終わらせず、普段から短い会話を重ねる。
- 他人のプライベートなコンテンツを本人の許可なく共有してはいけないことを伝える。
- 困った状況になったり、後悔するような判断をしたりした場合でも、相談してよいことを伝える。
ペアレンタルコントロールと10代のプライバシー
ペアレンタルコントロールは、スマートフォンやアプリの利用ルールを管理するための補助的なツールとして活用できます。ただし、個人の境界線やデジタル上の同意についての話し合いに代わるものではありません。
Krohaでは、端末に応じてアプリの利用制限や利用時間に関するルールを設定できます。お子様のiPhoneでアプリ制限機能を利用するには、Kroha Advancedが必要です。10代のお子様に利用する場合は、どのような機能を使うのか、その理由も含めて話しておくことが大切です。
性的な画像がすでに共有されている場合や、脅迫・強要を受けている場合は、スマートフォンの制限を強化することを主な解決策にせず、画像の拡散を抑え、必要な支援につなげることを優先しましょう。
関連記事
10代の子どもとのコミュニケーションやオンラインでの安全については、以下の記事も参考にしてください。
セクスティングとデジタル上の同意に関するよくある質問
セクスティングについて子どもとどう話せばよいですか?
落ち着いて話せる時間を選び、まずはお子様がこのテーマについて何を知っているか聞いてみましょう。責めるのではなく、困ったときに相談できることを伝えることが大切です。
子どもが性的な画像を送ったり受け取ったりした場合はどうすればよいですか?
まず状況を確認し、責めずに話を聞きましょう。本人の同意なく画像が共有されている場合は、プラットフォームの通報機能を利用し、新たなコピーを作成したり転送したりしないようにします。脅迫、強要、性的搾取などがある場合は、適切な支援を求めてください。
ペアレンタルコントロールでセクスティングを防げますか?
ペアレンタルコントロールはアプリの利用や利用時間の管理には役立ちますが、それだけでセクスティングを防げるわけではありません。同意、個人の境界線、プレッシャーへの対処、助けを求める方法について話すことが重要です。
どのような場合に助けを求めるべきですか?
脅迫、強要、性的搾取、本人の同意のない性的な画像の拡散などがある場合は、プラットフォームの通報機能を利用し、状況に応じた支援を求めましょう。
家庭でデジタル上の同意についてどう教えればよいですか?
同意は自由な意思によるもので、特定の行為ごとに必要だと説明しましょう。個人的なコンテンツを送ることへの同意は、保存、転送、公開、他人に見せることへの同意を意味しません。
子どもを責めずにセクスティングについて話すために
セクスティングについての会話では、罰を恐れさせるのではなく、困ったときにどう行動すればよいかを伝えることが大切です。望まない要求を断ってよいこと、プライベートなコンテンツを本人の同意なく共有してはいけないこと、プレッシャーや脅迫を受けた場合は助けを求めてよいことを伝えましょう。
性的な画像がすでに共有されている場合は、お子様を責めるのではなく、拡散を抑え、必要な支援につなげることを優先してください。
最新の記事
Threadsは子どもにとって安全?保護者が知っておくべきこと
ThreadsはInstagramと連携して使えるMetaのSNSで、短い投稿、返信、公開された会話、おすすめコンテンツを通じて、さまざまなユーザーと交流できるサービスです。10代の子どもにとっては、友人やクリエイターの投稿を追いやすく、話題のトレンドに参加しやすい一方で、不適切な投稿、知らない人とのやり取り、ネットいじめ、長時間利用などのリスクもあります。
この記事では、Threadsが子どもにとって安全かどうかを考えるために、年齢制限、プライバシー設定、Family Centerの保護者向け機能、利用時間のルール、そしてKrohaのようなペアレンタルコントロールアプリでできる対策を整理します。
子どものスマホの写真を遠隔で確認する方法【保護者向けガイド】
子どものスマートフォンに保存された写真は、ときにオンライン上のリスクや、子どもがまだ自分から話しにくい出来事に気づく手がかりになることがあります。たとえば、不適切な画像、知らない相手とのやり取り、ネットいじめの兆候、危険な場所で撮影された写真などです。
ただし、写真の確認は子どもの私生活を細かく見るためではなく、安全を守るための手段として、必要な範囲で慎重に行うことが大切です。信頼関係、家庭内のルール、年齢に応じた説明とあわせて活用することで、安心できる見守りにつながります。
この記事では、子どものスマホに保存された写真を遠隔で確認する方法、利用時の注意点、そしてKrohaの写真閲覧機能を適切に活用するポイントを解説します。